ショウガと黒砂糖のケーキ

前田鍼灸療院

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ショウガと黒砂糖のケーキ

診療日記

2018/02/05 ショウガと黒砂糖のケーキ

今回の記事は、直接治療と関係の無い内容です。予め御了承下さい。

 

当院では、ショウガのお灸をよくやっていますが、使用するショウガの輪切りには、根生姜の太い部分しか使えないのです。

このお灸は、隔物灸といって、モグサは直接肌に触れません。

ショウガのスライスを介して、熱と蒸気が肌に刺激を与えるという仕組みのお灸なのです。

ショウガのスライスの上では、親指大のもぐさの球が燃えるため、輪切りが小さいとお灸の熱が直接皮膚に輻射して肌を焦がすのでNGなのです。

 

お灸用にショウガを使えば使うほど、余ってしまう細い根生姜。

その活用法の一つとして、ショウガのケーキを試作してみたところ、これが大変美味なので、ご紹介したいと思います。

 

論より証拠、まずは写真がないとね!

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左の写真は、すり下ろしたショウガとその半量の砂糖を小鍋に入れて、火を通したもの。

よくあるショウガ・ケーキ(ジンジャーブレッド)のレシピは、スパイスコーナーで売っている乾燥粉末ショウガが使われていますが、このケーキに使われるのは生のおろしショウガ。こうして火を通すことで、ケーキに使いやすい風味に変わります。

 

他の材料は、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングソーダ、ひとつまみの塩、3種類のスパイス(シナモン、クローブ、ナツメグ)、グラニュー糖+ブラウンシュガー、卵、牛乳、サラダオイル、無農薬レモンの皮のみじん切り。決め手になるのが右写真後方にぼんやり写ってる瓶に入った”モラセス”という黒い液体。

このモラセス、サトウキビの絞り汁から白い砂糖を精製する時に捨てられるミネラル分がたっぷり入っていて、風味は黒蜜に似てますが、もっとコクっていうか、エグ味がある味してます。

本で見付けたレシピにはモラセスが入っておらず、そのまま作るとあまりにもアッサリした味でつまらないと感じたので、思いきってこれを大匙2杯加え、スパイス類の分量を増やしたところ、大変魅力的な味わいになってくれました。

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花型に入れて30分程焼いたら、ふんわり、表面ちょっとカリッとしたジンジャー・ケーキの出来あがり!

 

見た目もなかなかキレイでしょ?

このケーキ、ショウガとスパイスとレモンの皮が、どれか一つが突出することなく素晴らしい香りのハーモニーを奏でています。

そして、その香りと黒砂糖の味が、とってもよく合ってる。

自画自讃で申し訳ありませんが、すっごく美味しいです。

画面からは味が伝わらないのが本当に残念ですが、このケーキ、妹がやってる”こんなところにCafé”のメニューとして、是非とも登場させようと思います。

この記事で、興味を持たれた方、楽しみにしていてください。

 

コーヒーに合うケーキってたくさんありますが、ハーブティーに会うケーキって少ないと思いません?

このケーキ、そういうほのかな香りのお茶とよく合うのです。

もちろん、インド風のチャイにも、すごく合うと思います。

 

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