03-3754-3368
〒146-0082 東京都大田区池上1-31-1
[ 営業時間 ] 9:00〜19:00(予約制・金曜日定休)
養源寺本堂で、10年ぶりの李政美さんコンサート。
李政美(イヂョンミ)さんという歌手を、ご存じでしょうか。
10年前の年の瀬に養源寺本堂で行われ、大好評だった李政美さんのコンサートは、その後、毎年暮れに大田区・下丸子の区民プラザで開催されている「李政美コンサート in 大田」の第一歩となりました。
そして10年の節目を迎えた今年、李政美さんが、再び養源寺本堂で歌ってくれることになりました。
在日韓国人二世として葛飾区に生まれ育った彼女。
父親が口づさんでいた韓国民謡で彼女の歌心は目覚め、その後、オペラを学ぶために音大に入学・・・彼女の系譜は、本人のホームページ「李政美の世界」に記されています。
その生いたちに相応しく、コンサートではアリランを皆で一緒に歌う、楽しい文化交流的なコーナーもありますが、私が個人的にとても気に入っているのは、彼女が歌う日本の唱歌です。
宮沢賢治作「星めぐりの歌」と金子みすゞ作詩の「私と小鳥と鈴と」は、それまで存在さえも知らずに、彼女のコンサートで聴いて私が一発で好きになった楽曲です。
以来、キリリと寒い空に輝くオリオン座を見上げると、彼女の「星めぐりの歌」がBGMみたいに浮かんでくるようになりました。
日本の唱歌と韓国の民謡、「愛の讃歌」や「The Rose」などのスタンダード曲、彼女が育った葛飾区・立石の情景を歌ったオリジナル曲「京成線」などが違和感なく並ぶ、李政美さんのコンサートを聴くと、日本と韓国、二つの文化に育まれた彼女が大事にしたいもの、歌手として憧れ追い求めているものが、自然と伝わってきます。
曲間のお喋りでは、演奏曲に関する解説や自身の想いが語られるので、知らない曲でも聴き手が取り残されることがなく、どの曲も一緒に楽しめる構成は、毎回とてもよく出来ています。
心のこもった手編みのセーターのような、温かくて質の良いコンサートです。
前売券はまだ残りがあるそうですので、興味をお持ちになった方は、ぜひ養源寺へお問い合わせ下さい。
今年の「李政美コンサート in 大田」は、養源寺本堂にて、12月1日(木)午後7に開演します。
22/06/01
20/08/07
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李政美(イヂョンミ)さんという歌手を、ご存じでしょうか。
10年前の年の瀬に養源寺本堂で行われ、大好評だった李政美さんのコンサートは、その後、毎年暮れに大田区・下丸子の区民プラザで開催されている「李政美コンサート in 大田」の第一歩となりました。
そして10年の節目を迎えた今年、李政美さんが、再び養源寺本堂で歌ってくれることになりました。
在日韓国人二世として葛飾区に生まれ育った彼女。
父親が口づさんでいた韓国民謡で彼女の歌心は目覚め、その後、オペラを学ぶために音大に入学・・・彼女の系譜は、本人のホームページ「李政美の世界」に記されています。
その生いたちに相応しく、コンサートではアリランを皆で一緒に歌う、楽しい文化交流的なコーナーもありますが、私が個人的にとても気に入っているのは、彼女が歌う日本の唱歌です。
宮沢賢治作「星めぐりの歌」と金子みすゞ作詩の「私と小鳥と鈴と」は、それまで存在さえも知らずに、彼女のコンサートで聴いて私が一発で好きになった楽曲です。
以来、キリリと寒い空に輝くオリオン座を見上げると、彼女の「星めぐりの歌」がBGMみたいに浮かんでくるようになりました。
日本の唱歌と韓国の民謡、「愛の讃歌」や「The Rose」などのスタンダード曲、彼女が育った葛飾区・立石の情景を歌ったオリジナル曲「京成線」などが違和感なく並ぶ、李政美さんのコンサートを聴くと、日本と韓国、二つの文化に育まれた彼女が大事にしたいもの、歌手として憧れ追い求めているものが、自然と伝わってきます。
曲間のお喋りでは、演奏曲に関する解説や自身の想いが語られるので、知らない曲でも聴き手が取り残されることがなく、どの曲も一緒に楽しめる構成は、毎回とてもよく出来ています。
心のこもった手編みのセーターのような、温かくて質の良いコンサートです。
前売券はまだ残りがあるそうですので、興味をお持ちになった方は、ぜひ養源寺へお問い合わせ下さい。
今年の「李政美コンサート in 大田」は、養源寺本堂にて、12月1日(木)午後7に開演します。