03-3754-3368
〒146-0082 東京都大田区池上1-31-1
[ 営業時間 ] 9:00〜19:00(予約制・金曜日定休)
盛況だった盆踊りの「置き鍼」コーナー
温暖化による異常な高温が頻繁に取り沙汰されますが、私、個人的には近年の(東京の)8月は、夏らしくない、暑くない、と感じています。
正確なデータこそ未確認ですが、近年はお盆休みの頃になると、梅雨が戻ったような、秋雨前線が早くも南下したようなジメジメ状態に入り、日本付近に停滞した前線を伝うように台風が次々北上し始め、スッキリとした晴天に恵まれるのは9月の秋晴れまでお預けという状態に突入するのです。
言うなれば、近年の東京の8月は、夏と秋の境目になってしまっているのです。
暦通りといえば、暦通り。
だって、今年の8月7日は立秋でしたからね。
そういえば、今年の8月7日、養源寺境内には赤トンボの大群が訪れていました。
暦通りの秋の訪れに、思わず感嘆した私でした。
今回の記事がこんな書き出しになったのは、昨日の養源寺盆踊りは、あいにくの雨天開催になったからなのです。
それでも、場内はたくさんの人達で賑わい、踊りに来た方々は小雨の中でも踊って会場を盛り上げ、前田鍼灸療院による“無料 de 置き鍼コーナー”も、多くの方々に利用していただきました。
今回、無料出店したのは、営業活動の要素は確かにあるのですが、コーナーでは特にチラシを配ることもせず、前田鍼灸療院の看板も貼りませんでした。
気軽で・身近で・安全な鍼灸の利用方法を、まだ鍼灸治療に親しみのない方々にも体験していただきたい。それが第一の目的だったのです。
置き鍼とは、台座の上に1mm程度の鍼が飛び出しているものを、ツボや疼痛のある箇所に貼り付けて数日間そのまま放置する、鍼灸施術の補助として利用することが多いものですが、今回は、先端に鍼がついていないプラスティックの突起だけの、刺さないタイプの置き鍼を用意しました。
これなら、鍼を刺すのが怖い人だって、気軽に試せるのではないかという発案でした。
この穏やかそうな置き鍼、案外即効性があるのです。
その効果はとても微弱なものには違いないのですが、肩とか腕とか脚とか、痛みやダルさがあるせいで動きがおかしくなっている場所に貼ってあげると、にわかに動きが「少しだけ」円滑になり、その効果が持続します。
なぜこのような効果が出るのか、考えられる一つの理由として、痛みではない軽い刺激(触圧覚)を痛みと同じ部位に入れてあげると、伝達速度が速い触圧覚が痛覚よりも優先して感じられ、痛みの感度が減弱するというものです。
打撲した時に自然とその箇所に手が届き、痛みが引くまでさする(ナデナデする)行為を人は自然に行なっていますが、この現象を、痛覚を末梢神経から中枢神経への入力段階でコントロールするという内容から、「ゲートコントロール理論」と呼んでいます。
置き鍼の効果の一つには、この「ゲートコントロール理論」があると考えられています。
この他にも、鍼の効果を科学的に説明するのに用いられるいくつかの理論が存在しますが、鍼の効果の全容は、未だ未解明な部分が多いとされています。
しかし、このHPでは、今後も機会を持って、そのいくつかを解りやすくご説明したいと思います。
自分のための勉強や、頭の体操も兼ねて。
今回の出店では、手軽で簡単な“置き鍼”の効果を、希望者に体験していただきました。
皆さん、「なんとなく楽になった!」と言ってくださいましたが、もっともよく聞かれた反応は、ツボを指で探し当てた時に「ハァ」っとため息が漏れて、「しばらくそこを押していてもらいたいです!」という切なるお声でした(笑)
その場合は、ちょっとだけ揉んで差し上げました。
いいんです、気持ちよく楽になれるのなら、何でも!!
22/06/01
20/08/07
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温暖化による異常な高温が頻繁に取り沙汰されますが、私、個人的には近年の(東京の)8月は、夏らしくない、暑くない、と感じています。
正確なデータこそ未確認ですが、近年はお盆休みの頃になると、梅雨が戻ったような、秋雨前線が早くも南下したようなジメジメ状態に入り、日本付近に停滞した前線を伝うように台風が次々北上し始め、スッキリとした晴天に恵まれるのは9月の秋晴れまでお預けという状態に突入するのです。
言うなれば、近年の東京の8月は、夏と秋の境目になってしまっているのです。
暦通りといえば、暦通り。
だって、今年の8月7日は立秋でしたからね。
そういえば、今年の8月7日、養源寺境内には赤トンボの大群が訪れていました。
暦通りの秋の訪れに、思わず感嘆した私でした。
今回の記事がこんな書き出しになったのは、昨日の養源寺盆踊りは、あいにくの雨天開催になったからなのです。
それでも、場内はたくさんの人達で賑わい、踊りに来た方々は小雨の中でも踊って会場を盛り上げ、前田鍼灸療院による“無料 de 置き鍼コーナー”も、多くの方々に利用していただきました。
今回、無料出店したのは、営業活動の要素は確かにあるのですが、コーナーでは特にチラシを配ることもせず、前田鍼灸療院の看板も貼りませんでした。
気軽で・身近で・安全な鍼灸の利用方法を、まだ鍼灸治療に親しみのない方々にも体験していただきたい。それが第一の目的だったのです。
置き鍼とは、台座の上に1mm程度の鍼が飛び出しているものを、ツボや疼痛のある箇所に貼り付けて数日間そのまま放置する、鍼灸施術の補助として利用することが多いものですが、今回は、先端に鍼がついていないプラスティックの突起だけの、刺さないタイプの置き鍼を用意しました。
これなら、鍼を刺すのが怖い人だって、気軽に試せるのではないかという発案でした。
この穏やかそうな置き鍼、案外即効性があるのです。
その効果はとても微弱なものには違いないのですが、肩とか腕とか脚とか、痛みやダルさがあるせいで動きがおかしくなっている場所に貼ってあげると、にわかに動きが「少しだけ」円滑になり、その効果が持続します。
なぜこのような効果が出るのか、考えられる一つの理由として、痛みではない軽い刺激(触圧覚)を痛みと同じ部位に入れてあげると、伝達速度が速い触圧覚が痛覚よりも優先して感じられ、痛みの感度が減弱するというものです。
打撲した時に自然とその箇所に手が届き、痛みが引くまでさする(ナデナデする)行為を人は自然に行なっていますが、この現象を、痛覚を末梢神経から中枢神経への入力段階でコントロールするという内容から、「ゲートコントロール理論」と呼んでいます。
置き鍼の効果の一つには、この「ゲートコントロール理論」があると考えられています。
この他にも、鍼の効果を科学的に説明するのに用いられるいくつかの理論が存在しますが、鍼の効果の全容は、未だ未解明な部分が多いとされています。
しかし、このHPでは、今後も機会を持って、そのいくつかを解りやすくご説明したいと思います。
自分のための勉強や、頭の体操も兼ねて。
今回の出店では、手軽で簡単な“置き鍼”の効果を、希望者に体験していただきました。
皆さん、「なんとなく楽になった!」と言ってくださいましたが、もっともよく聞かれた反応は、ツボを指で探し当てた時に「ハァ」っとため息が漏れて、「しばらくそこを押していてもらいたいです!」という切なるお声でした(笑)
その場合は、ちょっとだけ揉んで差し上げました。
いいんです、気持ちよく楽になれるのなら、何でも!!